主催者のメッセージ
中国研究書評会の由来
1999年11月のある日のこと。趙宏偉という人間が仲間と雑談している時に、「インターネットを使って中国研究についての書評活動をやったらどうだろうか。」といい出したことが、きっかけでした。仲間もすぐに「それはいい。ぜひやろう。」と乗ってくれました。会の名前は趙宏偉が「中国研究書評会」と決めました。そして2000年3月1日にホームページを開設して、活動をスタートさせました。
中国研究書評会の趣旨
研究者たちは数ヶ月、場合によっては数年間も苦労して著書を出版したり、論文を発表しています。著書の場合は運が良ければ1つか2つ程度、書評が出ることがありますが、論文については「論文評」という名詞がないことからもおわかりのように、全く論評されません。特に若手研究者や大学院生の論文は、「参考文献」に取り入れられることさえも稀なことです。
僕(私)の本、僕(私)の論文を、みんな一体どう思っているかしら?「辛口でもいいから、何か反応があってほしい。」これは、僕(私)たちの願いではないでしょうか?少なくとも趙宏偉はこう願っています。
正論を張れば、書評、「論文評」活動の活発化は学術進歩の基本条件の1つということになりますが、「中国研究書評会」は、主催者が「ややいい加減」ということもあり、そんな立派な役割はとてもとても望めません。研究者の苦労を多少でもねぎらうこと。これこそが主催者が考えている「中国研究書評会」の役割なのです。
中国研究書評会の利用案内
1 中国研究に関心を持っているものなら誰でも参加できます。「会員」と呼ばれるような資格はありません。
2 論評の範囲は、原則として近代以降の中国についての人文・社会科学分野の著書と論文に限定します。
3 投稿された書評と論文評は、立派な文章にしなければならないということはありません。読書メモ風のもので結構です。新聞や雑誌に発表された書評も歓迎です。また、このホームページに発表された論評に対する著者または他者からのコメントも大歓迎です。
4 投稿方法は次の通りです。
まず主催者のメールに送信していただきます。
E-mail: h.zhao@k.hosei.ac.jp
次、主催者は投稿をそのままホームページに載せます。文責は投稿者が負います。
主催者は何者
姓名 趙 宏偉(ちょう こうい / Zhao Hongwei)
学位 1993年、東京大学総合文化研究科地域文化専攻博士課程修了、博士(学術)
専攻 中国政治、日中関係
現職 法政大学工学部助教授
研究室 郵便番号 184−8584 東京都小金井市梶野町3−7−2 法政大学工学部
TEL 0423-87-6376