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大森研究室

情報科学とは

法政大学では、2000年4月に情報科学部を設立しました。情報工学あるいは電子・情報工学などの名称が広く使われている中で、あえて、情報科学部と名づけたのにはわけがあります。産業社会から情報社会へ変化する中で、技術も社会も大きな変動を受けています。科学技術は、還元的な方法からネットワーク的な方法(複雑系)へと変わってきており、情報科学部の使命も”ものづくりから概念づくりへ”というようにしました。ものづくりで立脚している日本ですが、そこから離陸して、新たな方向を確立していくことが大切と考えています。

情報科学の学び方: 情報という言葉は多岐に使われていますが、理系の情報は、情報の科学的な面と工学的な面の両方があります。理学部と工学部のようにきれいには切り離せないので、情報科学といっても、情報の科学の面だけでなく、工学の面を学ぶことが必要になります。科学的なものの見方は、”何が真実なのかを探求する”ことが必要ですし、工学的なものの見方は、”コスト・パフォーマンスのよい新しいものを実現する”ことが重要です。 情報の科学的な面は、”コンピュータでの計算はどのようになっているのか”を探求することになります。ただし、計算といっても、四則演算を伴っての科学・技術計算に限定されるのではなく、コンピュータが行える処理すべてを含みます。したがって、ワードを使っての文集の作成、エクセルを用いての表の作成、ブラウザーを用いての検索などすべてのものが含まれます。数学の一分野と考えてもいいのですが、これまでの数学と大きく異なるところは、計算の仕方がアルゴリズム(手順)で与えられていることにあります。アルゴリズムは、いくつかのステップで構成されています。それぞれのステップは、データを読込んできたり、書込んだり、データ同士で演算比較を行ったり、次はどのステップに移ったらよいのかなどが、規定しています。

学問の体系: 情報の科学的な面の学問を三つ上げなさいといわれたとき、コンピュータ・アーキテクチャ、プログラミング言語、オペレーティングシステムをあげることにしています。コンピュータ・アーキテクチャはコンピュータのハードウェア的な構造について研究する分野です。プログラミング言語は、コンピュータがアルゴリズムを理解できるようにするために、アルゴリズムとそこで利用されるデータ構造をプログラムとして記述するための人工的な言語です。オペレーティングシステムは、コンピュータを利用しやすくするための、プログラムの集まりです。これらの学問を肉付けるために、論理回路、順序回路、システムプログラム、プログラミング、人工知能、並列処理などを学ぶことになります。 情報の工学的な面の学問をはやり三つ上げることにすると、ソフトウェア工学、コンピュータグラフィックス、パターン認識でしょうか。ソフトウェア工学は、高い信頼性で、効率よくプログラムを開発するにはどうすればよいかを学ぶ学問です。コンピュータグラフィックスはコンピュータがつくる仮想的な世界に時空間を表現する技術を研究するものです。パターン認識はコンピュータに取り込まれた図や画像から必要な情報を正確に取り出すための技術です。これらを取り巻く学問には、画像認識、コンピュータ・ビジョン、ロボット、UML、ホームページ、インターネット、HTML(Web)、EJB、データベース(これは科学的な面に含めたほうがよいかもしれません)、セキュリティーなどたくさんのものがあります。

卒論・修論

2005年度・修論

  • 赤羽淳平: 画角を利用した3次元位置推定法
  • 杉村挙: エキスパートシステムを用いた勘定科目の仕訳
  • 堀之上大介: ラーニングマネージメントシステム -モデル駆動型アーキテクチャによる開発-

2005年度・卒論

  • 唐沢隆児: MDAを用いた会計システムの開発
  • 小杉聡一郎: MDAによる履修登録システムの開発
  • 紺谷太一: MDAによる商品注文システムの開発
  • 重田武弘: MDAによる成績管理システムの開発
  • 多田有慶: AndroMDAによる出席管理システム

2004年度・卒論

  • 飯田剛史: PHPによる簡易資産運用シミュレータ(デモ
  • 伊藤大輔: オブジェクト指向プログラミングとUMLによるコンピュータゲームの開発(デモ)(デモ
  • 奥野雄一: コンピュータゲーム開発によるUMLの評価(デモ
  • 河村亮: 携帯電話を用いた出席管理システムの開発と評価(デモ)(デモ)(デモ
  • 茂木俊輔: JSPを用いたタイムカードシステム

2003年度・卒論

  • 赤羽淳平: 消失点視点変換画像の生成
  • 奥冨剛史: 消失点を利用した疑似3次元空間の生成
  • 小宮哲朗: EJBによる顧客情報管理システム(デモ
  • 小林葵: EJBを用いた開発効率の高い講義評価システム(デモ
  • 佐藤貴紀: TOEICシステムの開発とJ2EEとの適合性
  • 杉村挙: EJBによる図書管理システム(デモ
  • 永井絢也: 消失点を利用した疑似3D画像生成
  • 堀之上大介: EJBを用いた履修登録システム(デモ

2004年度・プロジェクト報告書(イノベーション・マネージメント研究科)

  • 浅田理恵子: 電子申請対応の社会保険・労働保険業務システム構築
  • 森健太郎: 大容量(1GB)でのアルバムサービスの開発およびサイト構築
  • 七森権一: ソフトイーサを用いた監視カメラの研究

2003年度・プロジェクト報告書(ITPC)

  • 石井武: Webアプリケーションによる特許期限管理システムの構築
  • 石橋雄一: エディテイメント・コンテンツ作成のための考察

教授

大森健児

学歴

  • 1969年:東京大学工学部計数工学科数理工学コース卒業
  • 1972年:カリフォルニア大学バークレイ校大学院修士課程修了(EECS)
  • 工学博士(東京大学)

職歴

  • 1969年:日本電気中央研究所勤務
  • 1985年:法政大学工学部経営工学科教授
  • 2000年:法政大学情報科学部コンピュータ科学科教授
  • 2000年-2004年:法政大学情報科学部長
  • 2004年:法政大学専門職大学院イノベーション・マネージメント研究科教授

院生

M2

  • 奥野雄一

M1

  • 小杉聡一郎
  • 紺谷太一
  • 松村 智之
  • 三原 孝達

学部生

4年

  • 芳賀清広
  • 山口和紀
  • 大貫経介
  • 小平明日香
  • 江口英樹