情報科学部 佐藤研究室

佐藤 裕二
工学博士(東京大学)
教授
日立で約20年間,研究や製品開発に携わりました。Bi-CMOSゲートアレイ(世界初)の開発,
可変論理構造LSI(プロセッサ)の開発,ニューロコンピュータ(開発当時,
日立最速のベクトル型スーパコンピュータの約50倍の性能を幾つかのベンチマークテストで記録)の開発,
新型郵便区分機(日立第一号機)の開発など,多くの挑戦的テーマに携わりました。
1992年の秋から3年間,旧通産省取り纏めの国家プロジェクトでつくばに出向(単身赴任)しているときに
進化的計算 (Evolutionary Computation),人工生命 (Aritificial Life),
複雑適応系 (Complex Adaptive Systems) などの研究分野に出会いました。
以来,その魅力の虜になったまま現在に至っています。
法政では,オリジナリティあるアイデアを学生の皆さんと一緒になって世界に発信していきたいと考えています。
トピックス
Marquis Who's Who in Asia, 2007 (First) Editionへの掲載が決定しました。(2006年8月)
Marquis Who's Who in Science and Engineering, 2006-2007 (9th) Editionへの掲載が決定しました。(2006年5月)
対話型進化を用いた声質変換の研究が英国の科学雑誌New Scientist(2002年7月20日号)で紹介されました。(Article)
研究テーマ
佐藤研究室では遺伝的アルゴリズム (Genetic Algorithms)を中心に,
進化的計算 (Evolutionary Computation)の応用研究を行っています。
進化的計算は,生物の進化にヒントを得た新しい情報処理手法として注目されている人工知能の一分野です。
あるいは,進化的計算やニューラルネットワーク (Artificial Neural Networks)などの
ソフトコンピューティング (Soft Computing)と呼ばれる手法を動的な問題に適用するための研究を行っています。
全ての条件を予め明示的に与えることが困難な,開放型システムの実現に有効と考えています